去年のGWは大山と天の川撮影ツアーをしましたが、今年は一晩中月明かりの影響を受けるので、星の光跡撮影ツアーで鳥取・島根県を訪れました。
まずは鳥取県米子市の南に位置する南部町の広大な田んぼの真ん中にポツンと浮かぶ、まあるい小さな森。ジブリ映画『となりのトトロ』の世界を思わせるその可愛らしい姿から、“トトロの森”の愛称で親しまれているこの森は、「客神社(小原神社)」という名の歴史ある神社です。森の影で分かるように左手上空に月が煌々と輝いていましたが、1枚辺り30秒ずつ約45分間連続撮影した写真を比較明合成で仕上げました。レンズヒーターを使用してなかったため途中でレンズが曇ってしまいましたが、次回は田んぼに水が張った頃にリベンジしたいです。
次は去年のGWも天の川を撮影した大山まきばみるくの里。ここは深夜でもカメラマンを問わず星空を楽しみに来る人が多いですが、この日は自分たち以外に1組いただけでした。やはり月明かりの影響で薄っすらとしか天の川は写らなかったので、約1時間で切り上げて次を目指しました。
最後に訪れたのは平成11年に「日本の棚田百選」に認定された島根県の山王寺の棚田。雲南市大東町の北東部標高300mの山腹に位置し、面積19ha、棚田数約200枚を有し、地区の農家により守られています。休耕している田んぼも多いみたいですが、また天の川狙いで再度訪れたいです。朝の4時過ぎに到着したので星は微かに写っただけでしたが流れ星が運良く入りました。
残りのGWはお天道様と相談しながら初めての場所で撮影できたらと思います。