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2015年の夕景

深い霧で夜が明けた3月のある日、仕事帰りにグリーンラインから内海大橋を望む夕景の撮影に向かっていたところ、反対側の瀬戸内海方面に霧が押し寄せていました。霧というより、かなりまとまった雲海でした。当初予定していたスポットから数百メートル直進すると鞆の仙酔島や漁港を見渡せる平谷橋があるので予定を変更して撮影! 僅か3名のカメラマンで、「もう一生見ることができない光景ですね!」と歓喜の声を上げました。

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初夏が近づくと芦田川大橋と夕陽のコラボ写真をこの数年撮り続けています。単に橋だけではなく、橋を通る車やウォーキングをする人や自転車で通る人と絡ませるのが好きです。東詰の橋の上は空がかなり開けており、陽が沈む間際になると名も知らぬ人たちがオレンジ色のスクリーンに映し出されます。

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梅雨が明ける頃や夏の終わりかけに今年は夕焼けの写真をたくさん撮影しに出掛けました。日没後、薄めの雲が風に流されてタイミングよく広範囲に焼けた時は嬉しいです。

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朝陽や夕陽を撮影する時、手前に海や川などの水面があると焼けた空と同じ照準で撮影できるので楽です。一方、手前に街並みがある場合、空に照準を合わせると街並みは暗くなり、シルエットになっても形状が読み取れるランドマークでもない限り、良い絵になりにくいのです。逆に街並みに照準を合わせると空が明るくなりすぎるので、空と街並みの別々に照準を合わせた2枚の写真をHDR処理(ハイダイナミックレンジ合成)したのが次の写真です。

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空と街並みの両方を強調させ過ぎた仕上がりになっていますが、今までにない面白い写真になったので、今後も尾道の街並みと夕空などでも試してみたい撮影方法です。

普段は撮影した当日のうちにFacebookに投稿していますが、こうして遡って写真をピックアップしながら当ブログを更新する予定です。次の投稿はいつになるのやら...。
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by Yoshinobu_Kanao | 2015-10-29 23:08 | 朝焼け・夕焼け | Comments(0)

2015年の朝景

今年も3、9月の田尻の達磨朝陽シーズンは平日であろうとなかろうと、毎日5時前後に起きて撮影に出向きましたが、今年は満足のいく達磨朝陽は撮れませんでした。そんな中でも印象に残る写真はあるので、ピックアップして投稿します。

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帰れない昨日を束ねて 何気ない今日が始まる
ありふれているようで 特別な朝を生きている

撮影した朝にこんな詩を書きました。誰もが生まれて来る時、こんな空から始まっていたのかもしれないと思う反面で、たとえどれだけ年を重ねても、今日を目一杯に生きて日毎に生まれ変わる生命力が欲しい。

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太陽の大きさは物差しでは決して計り知れないと感じた迫力満点の朝焼けです。物体としての大きさではなく、太陽の放つ輝きについて改めて考えた朝でした。

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この後に太陽の上辺が雲と重なって結果的に達磨朝陽にならなかったのですが、見慣れないクレーン船が停まっていて、ある意味貴重な1枚です。

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達磨朝陽の撮影に失敗すると早々に引き上げるカメラマンが大半を占める中で、朝陽に照らされた海面から飛び立つ鳥を撮っている人もいます。そういう熱心さが大切だと思うか、未練がましいと受け取るか、あなたの自由です(笑)
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by Yoshinobu_Kanao | 2015-10-28 23:38 | 朝焼け・夕焼け | Comments(0)
岡山県高梁市内を覆う雲海の中、備中松山城がそびえる標高約430mの小松山の山頂だけが姿を現す「天空の城」を撮影するために、深夜2時に起きて自宅から約60km離れた撮影場所へ向けて車を走らせる。井原市から高梁市に差し掛かる頃、道路を這うように霧が舞い始めるのを目の当たりにし、少なくとも雲海が発生することが確信できると、一気に足取りが軽くなる。

2015/10/17
3:30頃、撮影場所に到着すると展望台は既にカメラの三脚で埋め尽くされていて、展望台の真下に陣取ることにする。先に着いていたカメラマンが「今日の雲海は浅いですね。この時間に完全に街並みを雲海が覆ってないと天空の城は期待できませんよ。」と言う。

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雲海の切れ間に街明かりが見えているので、894秒のバルブ撮影をしながら様子を見ることにする。夜明けに向かって冷え込みが進行するか、陽が昇る頃に放射冷却の影響がなければ、これ以上の雲海の発生は期待できない。撮影場所に到着した時のまま、結局気温の変化はなかった...。

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一般的な雲海の撮影スポットと違い、南側の方角に展望台が向いているため、ダイナミックな朝焼けや雲海から昇る朝陽もないので、天空の城を撮り逃せば落胆が大きい。結局この日は被写体から備中松山城を外して撮影を切り上げる。

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2015/10/18
深夜2時にセットしたアラームより30分早く起きて、前日に続いて再び撮影に向かう。この日もほぼ同じ地点から霧が道路を舞い始める。更に車を走らせると、霧は一層深みを増して昨日と比べ物にならない期待が胸を打ち鳴らす。撮影場所に着くと昨日よりカメラマンの人数が増えており、アラーム通りに起きていたら展望台の真下でさえ撮影できなかっただろう。

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夜更けから朝6時まで曇りの予報は有難いことに外れてくれた。小松山の山頂に陽が射して備中松山城が色づく頃、雲海の上昇を今か今かと待ち続ける。

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やがて小松山の裏側から雲海が流れ込み、一旦城も姿を消す。さほど昨日と変わらない気象条件なのに、ここまで雲海の発生の仕方が違うものなのか!?

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長期戦になることを覚悟するものの、意外にも雲海は短周期で浮き沈みを繰り返す。

「この時を待っていた!」

雲海が覆う時よりも下降して備中松山城が姿を現す時の方が個人的に気に入っている。

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地元から来られていたカメラマンがここまで良い条件で天空の城を見ることができるのは珍しいと言っていた。3年に渡って通い続けた成果を感じることができたが、これで満足できるほど僕の想像力は乏しくない。城の周りの木が紅葉で色づく時期にも撮影してみたいし、落葉が進んで更に城が見える範囲が広がる頃にも撮影してみたい。好奇心が尽きるまで果てしなく撮影は続くのである。

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by Yoshinobu_Kanao | 2015-10-22 23:52 | 雲海 | Comments(2)

使用カメラ履歴:SONY Cyber-shot DSC-T50 / Panasonic LUMIX DMC-FZ18/28/38/150 / PENTAX K-x / OLYMPUS PEN Lite E-PL1s / Canon EOS 60D / Canon EOS 7D Mark II / Canon EOS 6D / Canon EOS 6D Mark Ⅱ


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